前進と後退

  1. DIARY
  2. 747 view

「働かないで生きていけないかなー」
「無理でしょ?」

黒田硫黄 茄子1巻 ランチボックス

ここ何日か、周りの人と話をしていると
学校の卒業式やそれに伴う飲み会などで忙しいようだった。
卒業した学生(特に高校生)は新しい生活への期待で嬉々としたり、反対に鬱々としている人もいるのかな。
記憶が怪しいのであまり覚えていないのだけど、今日は20歳前後の頃に起こった事を沢山思い出した。
その頃は浪人時代と学生時代で私はモラトリアム真っ只中。全てを先延ばしにしていた。
やることといえば、覚えたての新しい音楽を聴き、友人に楽器の弾き方を教えてもらったり、公園でキャッチボールや鳩の相手をしてみたり、なんとも長閑で能天気だった。
その一方で自分の進む道もわからず、漠然と心の中に不安を感じながら、なんとなく息をして暮らしているだけだった。
進む道なんてないのか、と気づいたのは随分後のことだった。
ただただ周りに甘えていただけなので、思い出すと今でも情けなく、恥ずかしい気持ちになってしょうがない。
過去はどうしても美化してしまう。懐かしむのは甘く、苦い思い出も楽しい時間だ。浸ってはいられないけど。
もうあの頃と同じ空気を吸うことはできないし、思い描いていたものとは全く違うものになってしまったけど、今は今で楽しいものだとレモンサワーと焼き鳥を前にして思う。

冒頭の文は私の好きな漫画のセリフ。
若き失業者、国重さんと有野くんがお弁当を持って、河原でキャッチボールをする話だ。最高だ。

【かしらや】
所在地: 〒013-0027 秋田県横手市平城町5−24
電話: 0182-33-2417

関連記事

コーヒー生豆の香り

しっかりとしたフルーツ感焙煎後のコーヒー豆の香りは芳しく果実に例えられたりカカオを想起させたり色々とある。生豆の香りはというと、これも果実感が強いものから…

  • 3018 view

携帯電話から解放された日

とにかく不便を感じる違和感ギリギリで新幹線に飛び乗り座席に座り一仕事しようとしたら携帯がうまく繋がらない。アレもコレも移動中に済ませようと車の運転中に段取りを考えてい…

  • 566 view

雪降る夜、コーヒーと石焼き芋

甘い香りは共通点だがこだわり抜いたものではなく、ごく普通の石焼き芋とコーヒーを両手に持って窓の外を眺めながらもぐもぐしている時に「甘い香りはどちらもあるけど、…

  • 901 view

雨上がりの湿った光

パラパラと落ちてくるくらいの雨上がりに日差しが戻ってくるとほんのり蒸し暑くなった。そのタイミングで蚊が飛んできてひと刺し狙ってくるがその手には乗るものか。…

  • 426 view

雨宿りとコールタール

消えるものと残るもの寒くなって雨音がぽつぽつと聞こえてきた。もう半袖だけでは寒い気温になってきて、里山にも秋が迫って木々の葉も少し紅葉してきている。何かと…

  • 1430 view