日本で最も美しい村 季刊誌取材 鶴居村編③

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朝のよく冷えたく空気を吸い込み噎せ返る

道東の冬の朝は気持ちいい。
放射冷却によって前日の夜には-18度くらいまで気温が下がったようだ。朝食を摂り出発時間まで宿泊先の近くを流れている川まで散策すると木々に霧氷がついて陽射しの中で眩しく光っていた。実に清々しい朝だと深呼吸するとあまりの冷たさに噎せ返ってしまう。

いつどこの街へ訪れても首長さんの撮影は緊張する。
お人柄、声色、雰囲気、眼差し、間合いなどをしばし観察する。仕事柄たくさんの制約や業務に囲まれながらも、ふとした瞬間に見せる様々な表情に魅せられる。そして目の奥の光はしっかりと目標へと向かっている信念を感じる。

ゆっくり2時間ほどの村長取材の後、昼食をご一緒してくれた。
釧路近隣で親しまれている「カツミート」をご馳走になった。濃厚でしっかりとしたミートソースが揚げたてのカツにかかっていて鉄板の上で香ばしい音を立てていた。重たそうに見えるが少し酸味のある爽やかなソースなのであっという間に完食した。

酪楽館へ。
鶴居村は酪農が盛んで夏には青々とした牧草地に囲まれている。上質な牛乳を原料にナチュラルチーズを製造している。製造されたチーズはお土産はもちろん、ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテストでの金賞受賞歴がある。とても人気の商品作りをしている。

牛舎へ案内してもらう。
牛さん寒さの中でもモグモグしていて可愛い。

音根内ビジターセンターへ。
湿原の仕組みや自然環境を詳しく展示されている。周辺の散策をゆっくり楽しむには最適なスポットだ。

木道を湿原に向かって歩く。風が通り抜けるたびに身震いする寒さだ。
湧水の箇所もあり凍らず静かな水溜りもある。氷は好きとっているものと薄くパリパリ問われる表層の氷で様々な表情を作っている。

酪楽館で製造されたチーズやヨーグルトなど、地元商品がたくさん並んでいる。手作りチーズケーキやタルトなどもあり観光客の立ち寄りが多い人気スポットだ。

鶴居村営軌道。

鶴居村では1921年(大正元年)から開拓団体の移住が開始されていたが、主に関東大震災の救済を目的とした北海道庁による許可移民事業の指定入植が1924年(大正13年)から始まると、交通機関の整備が急務となった。このため北海道庁は、輸送手段として殖民軌道の敷設を決定すると、根室本線新富士駅から分岐する路線を着工し、1929年(昭和4年)5月に完成した。当初は馬力による輸送だったが、距離が長大なこともあり、バスを改造した木炭ガス動力の気動車を導入した。戦後は、旅客以外にも牛乳の出荷に使われたり、道路未整備のため郵便の輸送も行っていた。1950年代後半からは輸送量増加に対応するため、自走客車[2]やディーゼル機関車を導入したが、沿線の道路整備が進み、1968年(昭和43年)に全線を廃止した。 
Wikipediaより引用文

主要道路が整備され釧路市内へのアクセスもしやすい。道路だけでなく便利な世の中になり田舎と都会の隔たりも変化したように思う。歴史を振り返ると現在を生きていくヒントや課題も見つかるような気がする。

コーヒーと写真に囲まれている毎日。日本中を取材したり、海外でコーヒー豆の買い付けを行なっている。いつの日か観光したい。

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