本年もありがとうございます

  1. DIARY
  2. 395 view

今年も色々な場所を訪れてたくさんの人たちと出会った。
主に人との出会い、風景との出会い、食べ物との出会いである。
そのどれもが今の自分を創っていて、時にそれらは言葉となって、または行動になって現れたりする。

しかし、ここ数年の間で感じたのは自分の無力さだった。
それは痛烈であった。

ただ、ヘコタレルわけにはいかないから前へ進み、歯を食いしばって踏ん張るのだ。もうそれしかないのだ。
そういう時はきまって、目を閉じれば異国の花や食べ物が笑っていて、海は厳しさと優しさを見せてくれるし、空は不思議でまるで人の心の様に物憂げだったり美しさだったりを見せてくれる。北には北の、南には南のものたちが私の中で賑やかに生息しているのを知るのである。それは色々な地域で出会ってきたものたちであり森羅万象で美しきものである。

自分のコントロールを心がけていても結果的には自分の無力さを舐めることになった。
全く器用な生き方とは違っていたようで、もっと賢くならないといけないと砂を噛むのである。ただ、毎年の抱負には「あきらめない」と掲げているのだが、そういう意味では出来たと思っている。

そう思えたのはやはり「人」がいたからである。
これを読んでくれている人、コーヒー豆を買いに来てくれる人、会いに来てくれる人、一緒に何かを追いかけてくれる人、挙げたらきりがない。たくさんの人が自分の周りに居ることを改めて知ることができた。何も知らないでいたのは自分だったかたと、無力の果てに知るわけだ。

じっとしていたら何も気付きもしなかっただろうし、考えることもなかっただろうと思う。
だから自分の無知を恥じたりはしていない。
気持ちを新たに再スタートだ。

感謝の意を込めて
いつもありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

素敵な新年を!

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

なごり雪

春がやって来る窓の外を眺め「なごり雪か…」と店長が呟いた。先日までの陽気は失せて細かい雪が舞っている。冬の間は人の狡さと都合の良さを見たが胸に残る思いは少…

  • 462 view

抽出されたコーヒーの中には

たくさんの人の手遅ればせながら「A FILM ABOUT COFFEE」を観た。生産地へ訪問し始めてから見てきたものが画面に映っていた。知らない内に色々な体験をさせて…

  • 414 view

言葉の彼方経験を積んだ、若しくは重ね上げた先に広がっていく末に描かれるものはいつだって尊く感じる。一瞬の情景が言葉に変換された時に人の想いが過っていく。素敵な…

  • 252 view

忘れ草

梅雨明け、湯沢、夏のひとり言梅雨明けして夏になった。梅雨明けしたら夜は涼しくなり虫の鳴き声が響いている。空の雲は秋のように広がって夏がそろそろ終盤近くに感…

  • 259 view

蜃気楼のように湧き上がってきた時間

朝から雨が降っていた。昼頃には少しの間土砂降りになったが久しぶりに土の中まで潤ったんじゃないかな。午後には幾らか青空が見えてきたけれど澄んだ空気は冷たくなっていた。周…

  • 426 view

雨の雪景色

ドカドカと降ったものの先日、出張から戻ると連日の大雪になっていた。1月は積もった雪はほぼ消えてしまっていたのだ。暖冬とはいえ、あまりの雪の少なさに不安さえ…

  • 388 view