夏の通り道

  1. DIARY
  2. 433 view

お盆を越えて随分と涼しくなった。
近くの水路にサンショウウオがたくさんいて驚いた。
夏は通り過ぎていった様子もあるが、残暑はあるだろう。東北の暑くて短い夏も後半だ。7月〜8月中旬までは色々と業務や出張も重なりなかなかに大変だったが、最中の出張先で出会う素敵な人たちや風景が気持ちを持ち上げてくれたのは確かだ。

旅はいい。
出かけた先での美味しいご飯や、迷い込んだ道端で出会う花々や猫など。思い出せば頭の片隅でいつも自分を一息つかせてくれるものだ。この先も出張予定が入ってきた。見知らぬ土地を歩くのは不安と心地よさの混ざり合った、少しクセの強いクローブの香りのようだ。

そういえば、最近はカレーのレシピ作りをしている。
実験的な事もどんどん取り入れていくとは好きだ。しかし、やり過ぎると味に偏りが出てくるところがまだまだなんだと自重する。

草むらの中でコオロギが大きく鳴いている夜だ。
今日試作したカレーはシンプルな香気で長い余韻が心地良く上手くいって自画自賛している。
自分を褒める事もたまには大切。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

雪国に暮らすということ

春を待つ楽しみ雪国に生まれ育った私はいつの間にか春を待つことが楽しみになっている。「春を待つ」という言葉もいい雰囲気だ。秋の紅葉が終わりを迎える頃に冬支度が少し進んで…

  • 400 view

本年もありがとうございます

今年も色々な場所を訪れてたくさんの人たちと出会った。主に人との出会い、風景との出会い、食べ物との出会いである。そのどれもが今の自分を創っていて、時にそれらは言葉と…

  • 360 view

雪降る夜、コーヒーと石焼き芋

甘い香りは共通点だがこだわり抜いたものではなく、ごく普通の石焼き芋とコーヒーを両手に持って窓の外を眺めながらもぐもぐしている時に「甘い香りはどちらもあるけど、…

  • 804 view

落ち葉とコーヒーの香り

空気が冷たくて気持ちがいい夕方の散歩が日課になりつつあって歩くとこんなにも寒くなったかと夏を思い返す。夏の酷暑を思い出そうとするのだが、なかなか出てこない…

  • 424 view

散歩道を歩く音

目の奥に潜む美面白い話なんてものは早々に見当たらないので今日はこのままパソコンを閉じてしまおう、なんて思いながらもかれこれ2時間ほど経った。できることなら毎日記事…

  • 405 view

小さな感触

一歩踏みしめるほんの小さな目標でも達成できたことによって嬉しさは桁違いに倍増する。「目標」はそんな効果もある。本日はそういう日だった。それが日ごと月ごとに…

  • 214 view