遠くで考える移住のこと

  1. DIARY
  2. 548 view

自分の住む街のことを想いながら眺めてみると

何かと出張が多いが先日は東京へ行ってきた。
今年の7月から行われていた「ターンズのがっこう 秋田科」のラストイベントに顔を出す。

男鹿市への移住者向けのツアーなどがあり微力ながら撮影等のお手伝いをしてきた。
仕事で「日本で最も美しい村」の取材先でも移住された方々はよく撮影してきた。地方への移住を考えている人の話や、それぞれの想いには少ないが接してきている。私が何かできることでもないが、私の中で「移住」というキーワードはここ数年で上位に上がってきていた。

「移住」の中には様々な人の想いが含まれていて、新天地というだけで終われないものだ。
世の中も「地方」に焦点を当てることが増えてきて移住は敷居も窓口も大きくなってきたかも知れないが、移住するご本人の勇気や覚悟は何よりも必要とする。

移住はなかなか重たい「言葉」に感じている。もっと軽やかに舞う花びらのようでもいい。そして幸として、そこに種が落ちて芽が伸びたら、浴びる陽光や吹き抜ける風もが自分を教えてくれると思う。

地域にはまだまだ多くの可能性が残っているのだが、それを巧く活かせられていないのも事実としてある。地域としても移住を最終目的としないで関係人口の増加にベクトルが振られていることもあろうと思う。移住の水面下では様々な不安ごとと期待感が蠢いているのだろうと察するのだが。

イベントでは地元愛に触れられて良かったと思っている。
仕事であれ、何であれ、地元への関係性を良質に保とうとする人や、仲間を増やしたい人も、秋田への愛着を感じた。これが地方創生の「コア」なのだとも思う。ここで地方創生を出してしまえば様々な誤解を生む恐れがあるが仕方ない。国が打ち出したものであればこそ、そう容易いことではない。

そこが好きで住める人、そうでない人を含め地域は機能していくのだから、楽しみを生める人には人が集まってくる。それは小さなエリアでも可能だ。色々な地方を訪れて出会う移住者の中にはそういう方が多くいた。

自分づくりを怠らないのだ。

強く美しく生きるために、削られていくものと磨かれ光り始めるもの、人が本来持つ能力は身体のどこかに埋まっているのかも知れない。それがいつの日かひょんな事で見つかることがあると思う。それが移住なのか、仕事なのか、遊びなのか。悩まなくていいのだ。毎日を自分を楽しめば良い。

はは、何を偉そうに。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

6月1日

先月末から春ゼミとホトトギスが鳴き始めた。今年はまだアカショウビンは見かけていないけれど、来ないのかなと少し寂しい気持ちでいる。あの澄んで綺麗に響くこだまのような…

  • 448 view

珈琲飲んで一息、描かれた世界

持続可能なバランスを先日撮影で長野へ行ってきた。秋田はそろそろ冬支度の季節だが、それよりはまだ少し秋っぽさが残る感じだった。撮影しながら今のこと、過去のこと、…

  • 438 view

小さな感触

一歩踏みしめるほんの小さな目標でも達成できたことによって嬉しさは桁違いに倍増する。「目標」はそんな効果もある。本日はそういう日だった。それが日ごと月ごとに…

  • 244 view

考えているうちに冷めたコーヒーの味

雨音を聞きながら本を読んでは涙し、映画を観ては涙する。もう少し若い頃には感じもしないことだった。寒いなと思っていたら駒ケ岳で初冠雪したようだ。里山も紅葉に包まれて…

  • 417 view

夏から秋の匂いへ

9月だ。空が変わり、風が変わり、匂いも音も変わってきた。そういう自然を肌で感じられることは、どこか自然と繋がっているようで心地がいい。先日は青森県の佐…

  • 394 view