日本で最も美しい村 季刊誌取材 赤井川村編 最終回

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春の匂い、そよ風のGW

取材2日目はキロロリゾートに宿泊しホテルの部屋で集まり買ったお酒を飲みながら色々と話し込んだ。皆疲れて眠いところ色々と話をした。取材のことも世間話も楽しい時間だ。私は所々寝落ちしながらも耳を傾けていたが、海外出張帰りの時差ぼけが未だ解消せずにウトウトしてしまう。

翌朝、道の駅あかいがわのパンが大好評ですぐに完売してしまうとのことで早めの撮影に出かけた。GWということもあり大混雑の道の駅。聞いた通りパンが少なくなっている。慌ててバスケットに数種類とり手早く撮影を済ませた。

帽子のタグに「Akaigawa」と刺繍されているのがお土産には嬉しい品だ。

外に出るとロードバイクが好きな編集長が話しかけていた。この村を駆け抜ける気持ち良さはどんなだろう?良い天候に恵まれたこの日はさぞかし心地よいバイク日和だろうと思う。

ニンニクなどを作っている農家さんへ移動する。広大な敷地と畑にはたくさんの農夫さんが働いていた。この日はお天気だがここは風が少し強い。車を停めて少し歩く。

10時の休憩頃に合わせてお話を聞くことに。黒にんにく食べてと出されてびっくり。初めて食べたけど、こんなにフルーティなのね。美味しい!

若い頃色々な仕事をしてきた故に、ご自宅までお手製とのこと。逞しく面倒見が良い、そしてしっかりとされている。見習う箇所が多い。

アスパラ農家さんへ移動する。ご自宅の煙突がアスパラ!本当にアスパラが好きで、お客様のために情熱を燃やしている方だった。アスパラは太くても細くても繊維の数は同じとのことだというお話が聞いていて面白かった。研究肌でもあるけれど何より仕事を楽しむ姿勢が印象的な方だった。

風はめっぽう強くなり砂埃が舞う中での撮影。いいカットの感触があり、確認しながらこちらまでニコニコになる。

極太のアスパラのソテーを頂いた。ジューシーでしっかりとした甘さがありもう1皿追加したい。

まっすぐ伸びる農道と緩やかな丘陵で小休憩。頭上ではヒバリが忙しく鳴いている。

人の生活に寄り添う農業や自然の中では決して楽な仕事はない。その環境と境遇を含めてどう生きがいを持ち進んでいるのかはとても大切だと思う。楽しみはやってくるのではなく自分で生み出していくものだと再確認できた。社会の綿密なバランスを感じ取り前進していくことは勇気がいることだと思う。それは伝わるものなんだ。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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