日本で最も美しい村 季刊誌取材 塚原編②

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朝から美味しいご飯を頂く

夜は標高600メートルに位置することもあり涼しく過ごせたが室内はエアコンをかけたまま過ごした。なかなか寝付けづにいたので廊下にある本棚から一冊取り出し読み更けた。翌朝テラスへ行くとしっかり作られた朝食がすでに準備されていた。

コップ1杯の水を飲み干してテーブルの上を眺める。
宿のご主人と談笑しながら朝食を頂いた。どれも丁寧に作られており、食器やカトラリーまでもが作家の手作りのようだった。小鳥の囀りを聴きながら美味しく完食。そのままご家族の撮影をした。

チェックアウト時に手作りのジャムと南蛮味噌をお土産に頂いた。何から何まで甘えてしまった。
由布岳がドンとそびえている景色の中撮影場所を探しながら歩く。それにしても連日もの凄い暑さだ。取材先でインタビューの間に私たちはどこで撮影をするかを探し歩く。事前にロケハンできないが、インタビューを少しの間だけ聞き入り、ご本人の想いに沿うような場所を探して行く。遠くで鹿の鳴き声がする。

この日の取材はかなりタイトでリズミカルに進んで行く。
時折道順を間違える。ただでさえ見慣れない景色、ここは通っていない違和感に潔く引き返す。

ようやく到着し、ロケハンで歩き汗だくのまま目の前の麦茶と寒天に飛びついた。
少々行儀が悪いが麦茶と甘い寒天、奈良漬けに救われた。

水分と塩分で息を吹き返し、そのまままた外へ出て歩く。
綺麗な小川が流れ、暑さで鼻がチリチリとなって咲いている。

取材先のご夫婦の許可を頂き、畑の中へ入らせてもらう。お花がたくさん植えられてありここで撮影しようと決める。

タイトなスケジュールのためお昼は焼きたてのパンのみ。これがとても美味しかった。

続いて森の中に佇むミシュラン三つ星のレストランへ取材。
翌日はここでランチの予定だ。むふふ。

塚原地区を見渡せる小高い山へ案内してもらう。
道無き草原を軽自動車でガタゴト走ると視界がパッと開いた。風に吹かれ汗を乾かした。

霧島神社。
名水の湧き出る境内で心鎮める。

伽藍岳(がらんだけ)。

この日はグランピング。
至れり尽くせり。ハンモックに揺れてみたり心地よい空間。

ダッチオーブンで地鶏を調理。
濃厚な旨味が堪らない。

大学を出てからの北海道での仕事を思い出した。
アウトドアガイドをしていて「野遊び」に徹していた。もともとそういうのが得意であったわけではないが、知らぬ間に身に付いていた料理や釣りがとても役に立ったように思う。ガイドの数年間は今の自分にたくさんの引き出しを作ってくれていたのだ。

誰かの休日の中に何か特別な時間なればと一心で過ごした時間だったな、そう思い出した。

誰かのためにって簡単なようで難しかったな。

アバター

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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