日本で最も美しい村 季刊誌取材 高山村編 最終回

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雨だから雰囲気が出ることもある

幹線道路から細い小道に入りゆっくりと登っていく。
新しいブドウ畑に囲まれて「SHINSHU TAKAYAMA WINERY」がある。

朝からの小雨と低い気温の中、傘も持たずに外へ出て散策してみると雨がブドウの葉に当たる音と鳥除けのための「ドーーンッ!」という爆音が近くで鳴り響いていた。近くで聞いたことがなかったので思いの外大きな音で初めは何事かと驚いた。

醸造のことを話している目や声はきっとキラキラとしているに違いないと思った。

雨の中の撮影。
相合傘しながら相合傘のお二人を撮影。終始笑い声が飛んでくる。

その後に高山村から出る廃棄物を堆肥にしている施設見学へ。
醗酵しているので湯気が立ち上がっている。地元の廃棄物で堆肥を作り、そして地元で消費している。

ブドウ畑見学。
緩やかな丘陵地帯に広がっている。

生育調査に用いられる気象観測装置。
ICT活用はフランスでは常識のようで、それにならい素材作りから徹底している。

高山村役場へ戻り、無事に取材終了。
今回も素晴らしい人たちの声を聞き、眼差しに出会えた。人の数だけ眼差しがあり思いもあるのだ。

台風の影響でスケジュールに遅延があったとはいえ、逞しく生きる姿がより映えてくる。燃やし続ける情熱の「燃料」はそれぞれにあって然り、熱がこちらに伝わりじんわりと温かになる感触を得た。

何のために、何をするのか。

何をしたいのか。

それは個人の中に埋まっているものだろうと思う。いつしかそれが発芽した時に大切にして育まれていくように自分も自分を信じる力をつけたい。

取材を通して見えてくる自分が新鮮だったりする。新しい景色や食べ物も実に面白いが、新しい自分に出会えると見える景色も新鮮だ。ものづくりや街づくり、そこに住む人あってこそだ。何かをしたくなったらその役になればいい。役者になるのだ。それが何か分からなければ、真似てみるから始めてもいい。それはいつの日か自分の動き方ができた時に脱皮して自分になれる気がする。

そんな思いがした取材だったな。

アバター

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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