日本で最も美しい村 季刊誌取材 小値賀町編①

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五島列島は小値賀島へ

GW明けに「日本で最も美しい村 季刊誌」の取材で長崎県北松浦郡小値賀町へ。
小値賀町(おぢかちょう)は、長崎県の五島列島北部に位置し小値賀島と周辺の島々を行政区域とする町で人口は2,500人弱ほどで自然と共生している暮らしを感じる。

五島列島はいつか訪れてみたい土地だった。
秋田県からアクセスするにはひょいと行ける距離ではない。
いくら遠くても旅程に不安はない。天候に関してはおおよそ荒天はお決まりのことだ。

秋田空港〜羽田空港〜福岡空港〜博多港(船内泊)〜小値賀島

機内ではどんな旅になるのかを想像する。
飛行機の揺れは長く続かなかったが一つが大きい。

博多に着いてから小さなカメラバッグを探しに周辺を歩く。

夕方前に取材班と合流し軽いミーティング。その後は夕食を居酒屋さんで博多の味を楽しんだ。

フェリー 太古

乗船前にチケット購入。
GW明けだと人もまばらかと思ったが、それなりに多い。思い込みは良くない。

出港はPM23:45。
しばし船内を探検する。甲板に出ると強風に煽られる。フェリーは港内に停泊しているにも関わらずジワジワと揺れている。

出港して間も無く、船内でお酒を少々飲みながら談笑する。
風と波の力を感じる船内。玄界灘付近での揺れが大きい。外に出て風を体感したく壁伝いに歩き甲板に出てみると波飛沫と雨を横殴りに浴びた。

部屋に戻ると棚の中にしまわれている救命胴衣に押されて扉が開いている。船の揺れは想像していたものよりもかなり大きかった。

1時間くらい眠れただろうか、途中、宇久島に寄港してからAM4:30過ぎに小値賀島へ到着した。
港に降り立つと強い風が吹き付けている。風と波の音が大きく響いていた。

フェリーターミナルで仮眠を取る予定だ。
まだ揺れている感覚が抜けない。ターミナル館内に貼られている掲示物を眺めながら時間を潰す。

待ち合わせ時間まで約5時間ほどある。

仮眠室で毛布に包まるが眠れない。
空が少し明るくなり窓ガラスを揺らす風の音を聞いて過ごしている内に眠ったようだ。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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