ある日の森
クマがやって来た早いもので9月も終わりかけになった。8月の暑さはお盆前からの長雨で穏やかになって夏は急に大人しくなっていった。それでも時折の晴れ間にはミンミンゼミの鳴き声は蒸し暑さを感じさせてくれたし、街灯の下にはクワガタが歩いていたりした。毎朝ハクの散歩で神社まで歩いて行きお参りするのが日課になっ…
クマがやって来た早いもので9月も終わりかけになった。8月の暑さはお盆前からの長雨で穏やかになって夏は急に大人しくなっていった。それでも時折の晴れ間にはミンミンゼミの鳴き声は蒸し暑さを感じさせてくれたし、街灯の下にはクワガタが歩いていたりした。毎朝ハクの散歩で神社まで歩いて行きお参りするのが日課になっ…
あっという間に8月になった梅雨入りから梅雨明けまでの景色は草の背丈で夏を感じてこれたのだけど、梅雨明けしたら途端に暑くなった。今年は強い雨が局所的に降ってきてその後にカラッと晴れてムワッと湿度が上がる。その肌に張り付く湿気が蚊や虻を湧き上がらせて体中にまとわり付いてくる。そうはさせまいと蚊取り線香に火を…
先月末から春ゼミとホトトギスが鳴き始めた。今年はまだアカショウビンは見かけていないけれど、来ないのかなと少し寂しい気持ちでいる。あの澄んで綺麗に響くこだまのような鳴き声は毎年の楽しみだからつい窓の外に耳を澄ましてしまう。早いもので6月になった。草木は勢い良く生い繁り2回目の草刈りをした。お店の横に植…
いつの間にか2月になっていたなんて言わない。年末からの大雪でどこもかしこも雪に埋もれてしまった感じの、記録的な、これぞ雪国といった風景の中での暮らしを振り返ってみるとどうだったろうか。口ではしんどいしんどいと繰り返して除雪に追われていたものの、心の何処かではどこまでも嫌う感じがなかったように思う。きっとこの…
夏はそろそろ後ろ姿を見せているように感じる。長梅雨はこれでもかというほどに雲を覆いかぶせていたものの猛暑に切り替えてきた。とは言え、朝夕の気温はお盆を越えて穏やかになって今では虫の鳴き声と一緒に涼風が吹いて来るようになった。ここしばらくの昼間の猛暑にはうんざりするが、関東関西など、もっと南へ行けばまだまだ夏…
長梅雨のようで、スパッと晴れる日がない。時折雲が切れて綺麗な空が広がっていると、ついつい嬉しくなってプラプラと出かけては、童心に帰ったように夜道の街灯の下をカ…
雨粒の予感を肌に持ちながら海までやって来た。蚊は耳元をかすめて首から肩の辺りを探って飛んでいるがあまり気にならなかったが、夕方過ぎの海辺は少し涼しくて、そのう…
6月12日より横手店を時間短縮で営業再開をした。何とか続けていられることに感謝しかない。新型コロナウィルスの第2波が来るのかどうなのか等、囁かれている中で不安…
お店の玄関先に植えた小さな花の薔薇が今年はたくさん花芽を付けていたので数日の間はソワソワしている。困ったことに伸びてきた新芽はことごとく萎れてしまって、原因は…
お盆を越えて随分と涼しくなった。近くの水路にサンショウウオがたくさんいて驚いた。夏は通り過ぎていった様子もあるが、残暑はあるだろう。東北の暑くて短い夏も後…
自然豊かな思考この日はとりあえず野付半島ネイチャーセンターへ向かうことにする。トドワラやナラワラが広がる細長い半島で、規模としては日本最大の「砂嘴」となっ…
暑くも寒くもない梅雨入り前のほんのわずかな季節も良かった。あっという間と言ってしまえば簡単に時間を飛ばせてしまうが、あっという間と言えないほどの良い時間を過ご…
花の漂う町昼食を済ませすぐに取材を始める。取材先へ挨拶を済ませると外に出て細い道路を歩いていく。この角を曲がるとどこへ出るのか分からないままに進んでいく。…
いい加減に草刈りをしなければと思い、外へ出て確かめてみたら思いのほか茂っていて驚いた。ここまで伸びていたら半日はかかるな。夏に向けて草木だって我先にと…
パラパラと落ちてくるくらいの雨上がりに日差しが戻ってくるとほんのり蒸し暑くなった。そのタイミングで蚊が飛んできてひと刺し狙ってくるがその手には乗るものか。…
過ごしやすくて結構なのだが少し肌寒い日が続いている。高い木の天辺から聞こえてくる美しく元気な声の主は誰だろうと気になったまま時間が過ぎた。お店の玄関先に植えた…
今日はコーヒー豆をできるだけ細かく挽いてドリップした。できるだけといってもエスプレッソ用までにはいかない程度に留める。単なる気分転換だ。抽出されたコーヒーは味…
何やら虫が多い。外は風が止んでしまい室内温度がぐんぐんと上昇していく。窓を開けて空気の流れを作るがそれでは足りなくてエアコンを稼働させてみるがまだ足りない…
ポテンシャルを引き出すには様々な角度から観察をすることだ。しかし、余すことなく引き出すのは少し考えてしまう。全て出し切ってしまえば余計なものまで出てきてしまう…
煮詰まった。頭の中で描いては紙に書き出しを繰り返していた。書いているノートの上に子猫にしては大きくなったピノが寝そべったままノートを覆い尽くすほど伸びてこちら…