顔つき

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北見といえば「焼肉」新鮮なホルモン、牛サガリ、分厚い牛タン!


少々我儘を言いお休みを頂き旧友へ会いに行ってきた。学生時代の時に住んでいた街は少し変化もあったが、食べ物は変わらずにあった。友人たちはいい顔つきになっていて安心した。冬の北海道のキリンと冷えた空気がとても懐かしく、歩くたびに雪がキュッキュッと鳴る。

千歳空港に到着して友人と合流する。夕方の女満別空港行きまでの時間を苫小牧の自宅に招いてくれた。学生の時に彼とは険しい旅をした。たくさんのところへ行ったが、特に知床岬へ歩いて行って色々とあった懐かしい思い出があり、その時に海岸で拾ったバスケットボールを今でも車に乗せていた。空気は抜けてしまってもマジックで日付と名前が記してある。10数年間だったけど会えば一瞬で学生に戻る感じだ。そうなればあっという間に乗り継ぎ時間になり再度千歳空港へ向かった。

女満別空港に降りると-9度。
ここでも仲良い友人が迎えてくれた。合えばやはり一瞬にして学生に戻る。北見と言えば「焼肉」ということで、予約してくれていた焼肉屋さんへ直行した。厚切りの牛サガリ、厚さ1cm強ある牛タン、新鮮なホルモン、強火の七輪でどんどん焼いていく。少し遅れてもう1人の友人が合流して直ぐさまに、また皆で会えた喜びを一所懸命に伝えてくれた。お腹を満たしてお店を変える。外に出てみると-11度。ゆっくりとお酒を飲みながら2時間ほど話してから解散した。外は-13度。タクシーを拾い友人宅へ行き、そろそろ寝ようかと言いながらも朝方まで話し込んだ。あっという間の時間だった。

アラビカ珈琲店

大学で北海道へ来た時から通っていたお店。そして秋田へ戻る際に、「秋田へ戻ってコーヒー豆屋さんになります」と伝えてから、いつか会いに来たいと思っていた。それがようやく叶った。変わらずお元気そうで何より。昨年に30周年を迎えたようで記念にとデミタスカップを頂いた。焙煎したコーヒー豆と手土産の日本酒を渡し少し話した。自分のスタート地点よりも前にタイムスリップした気分と、ここのお店で衣服についた焙煎の香りがコーヒー豆屋さんに導いてくれたのかどうなのか、感慨深くなる。またの再会を約束した。

アラビカ珈琲店 北海道北見市朝日町29-119 tel/fax 0157-25-0558

アラビカ珈琲店に来れて満足してしまったために写真を撮ってこなかった。なんてこった。
オホーツク海へ。久しぶりの海は流氷で埋め尽くされていた。

今回の旅で得たものは「変化と安心」だった。我武者羅に進んできた30代を越えて不安もあった。でも皆いい顔つきをしていて安心した。変わったものと変わらないものを知ることで得られる安心はこれからの自信へ繋がるのではないかと感じている。少しの旅はこれからも多くしていこうと決めるきっかけになった。

いつもありがとう!

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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