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出張より戻り、コーヒーの楽しさと写真の楽しさ

見つける面白さと難しさ


2月から続いていた出張も少しだけ一息ついたように思う。出張は面白いだけでなく、大変な面も多く自分の場合は着いた間際から咀嚼を始める。初めて訪れる土地、初めて会う人たちはとても刺激的だ。それを今後の自分にどう活かしていくかは毎回の課題になっている。その時にハッと気がついても忘れてしまうことも少なくないのだが。。それでも何かしらの感触は残っている。

何を思ってコーヒーをサーブしてくれたのか、またはしたのか。どんな感情の起伏でその言葉を選んだのか、またその表情から察することは。どんなに理性があっても感情は生きている。私にとっての感触は、その感情の一片だったりするから感触から何かを辿っていく。仕事でコーヒーを飲んだり写真を撮ったりしているうちにそう思うようになっていたのかも知れない。

コーヒーも写真も人と繋がっていて温もりがある。どんなにぞんざいな振る舞いでも温度は感じられて目の前の振る舞いに対して落ち着いて観察すると感触を得られることが多い。目先のことに捕らわれてしまえば得るものは少ない。いつからかそうなりたくなくて思い返しては噛み砕いていく。固くて嫌なことでも、嬉しくて舞い上がってしまう時でもとにかくよく噛んでみる。噛んでいる内に無くなってしまうものもあり、味わいがどんどん出てくることも大いにある。咀嚼は学びだ。ポートランドで立ち寄ったカフェでバリスタがしっかりと丁寧にエスプレッソを抽出してくれた。コーヒー豆のキャラクターを的確に捉えた抽出ができるまでにどれだけの時間を費やしたのだろうと想像できたから本当に嬉しくなった。思わず私の超絶カタコト英語で気持ちを伝えると、こちらの必死な言葉と身振りで伝わり、しかし私とは対照的に早口英語で返事をしてくれる。会話というには程遠いがこのやり取りは5分ほど続いた。コーヒーのことや抽出のこと、焙煎のこと色々話ができた。この5分の経験はとても良かった。

取材を終えて誌面ができあがり写っているご本人が手にした時どんな表情なのだろうって思う。残念ながらそこに立ち会うことはまだない。誌面も文章も写真、コーヒーにも表情がある。パッと見た目ではわからない表情かも知れないがきっとある。そんな表情には人を惹きつけるパワーがあるのだろうと思う。そういうモノづくりをしたくてたくさんの場所でコミュニケーションをしてきた。それをどう活かしていくかを思案している。

もう少し誰かのところで活き活きとするモノづくりを心がけようと強く思う。

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